田んぼと生物のつながり

こちらはヒバカリという日本で生息している、水のハンターです。餌はオタマジャクシやミミズ、メダカなどの魚も餌としています。田んぼでも観察できるヘビの1種ですね。そこで石川県で観察できる野生のヘビをリストアップしてみました。みなさんは何種類言えますか?

さあ何種ご存知でした。アオダイショウやシマヘビは一番出没するので正解できたのではないでしょうか。

またこの中で毒を持っているのは、ヤマカガシとマムシです。もし見つけた時は近づかないようにしましょう。ヘビもヒトが怖いのでヘビからヒトに向かてくることはありません。気付かずにヘビのところに近づいてしまって足を噛まれることが多いのです。

ジムグリは赤くて絶対毒ヘビだぁっと思われるかもしれませんが無毒です。またシロマダラは小型のヘビでトカゲハンターなんですよ。カナヘビやニホントカゲなどを餌にしています。こので一番レアなのはタカチホヘビです。私もタカチホヘビは1度だけ発見し、飼育したことがあります。とっても大人しくミミズを食べているヘビです。

また田んぼにいる白いサギは一般的にシラサギと呼ばれていますが、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギなどを総称してシラサギと呼んでいるんですよ。

こちらは能美市の田んぼで撮影したダイサギ

白いサギにもいろいろな種類がいますので、図鑑やインターネットで調べてみ分けてみても面白いですよ。今年私の息子の夏休みの自由研究は野鳥観察にしました。

野生のトキも田んぼがないと生きていけません。

トキの元飼育係として少しだけお話すると、トキは田んぼと共に生きてきた鳥で、サギのように川や沼で泳いでいる魚を捕獲するのは苦手です。田んぼのように湿地に嘴を突っ込んで、神経が通っている湾曲してる嘴で感じ取ってドジョウやタニシ、小さな水棲昆虫など餌としてきました。だからトキは稲作が始まった弥生時代から日本では生息が確認された記録が残っているそうです。現在では400羽近くものトキが佐渡で生息するまで復活しています。近い将来石川県にも再び飛来することが必ずあると思います。二度と同じ過ちを犯して絶滅させてはいけないですね。

何はともあれ、お米ができるのがとっても楽しみですね♬

参加した子供たちは田んぼの生物採集に夢中。私の時代ではこの光景が日常だったのですが、今ではイベントでないとこんな経験できないんですよね。採集した生物はすべて種の同定をさせていただき、子供たちに教えてあげました。いや~これは本当に素敵なイベントでした!

roomsと北辰農産の方が田んぼについてレクチャーされていました。

☆男のロマン☆、トラクターかっこいい!

今回は田んぼと生物とのつながりでした。動物を通しての教育に本日も貢献できたことを大変嬉しく感じています。roomsそして北辰農産のみなさま、本日はありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

ブログを読んでいただいたみなさまもいつもありがとうございます。

またお会いしましょう~☆

園長

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