トナカイの鼻はなぜ赤いの?

トナカイ講話

みなさんメリークリスマス~☆園長の藤井です。

さままたまたいつも楽しい依頼をいただき感謝です!

街中クリスマスムードの季節、トナカイの生態についてお話できますか?っというい依頼でした。しかし、当園にはトナカイは飼育されていませんがよろしいでしょうか?と聞き直すと、はい、生態のお話で大丈夫です。とのこと。

さあ~どうやってお話のみでみんなの心をつかもうか!かなり高度な技術が必要になります。いろいろ知恵を絞って角の標本なども用意しました。

では少しだけですがトナカイの生態をご紹介しましょう!

トナカイRangifer H.Smith

北極圏で、カナダやアラスカ、ノルウェー、フィンランド、ロシアで生息するシカの仲間です。シカ科は36種いますが、トナカイ属トナカイ1種のみです。

体重170kg、80kmぐらいで走ることができる力持ちの動物です。

サンタクロースのそりをひいていることで有名ですもんね。

では日本のシカとトナカイの1番の違いはどこでしょうか。

「オスだけではなくメスにも角が生えている」という点ですね。

シカのメスには角が生えていませんが、トナカイはメスにも立派な角が生えています。それはなぜかといいますと、ニホンジカのように森の中で食料に満ちた土地であれば、大きな角が邪魔になることもあります。しかし雪原の大地に生きるトナカイは、生きるためにオスもメスも角をもっているのです。そう角を使って雪の下の地面を掘って餌を見つけるのです。

★トナカイについて学べる本のご紹介


このスコップのような角で雪の下の植物を食べていたわけですね。

ではニホンジカの角と比較してみましょう。

ニホンジカの角。年齢が増すごとに枝分かれして立派になっていきます。トナカイのような平たい部分はありませんよね。

またトナカイの蹄クイズを実施しました。トナカイの蹄は他のシカの仲間よりも幅広いんですよ。雪の中でも歩きやすいようにかんじきの役割を果たしているんです。

なぜ鼻が赤いイメージなの?

真っ赤なお鼻のトナカイさんは~♬

の歌の歌詞の中ではでは、鼻が赤いことを周りの仲間たちから笑われていました。でもサンタクロースは、プレゼントを届けるときにピカピカ光る赤い鼻が役に立つんだよと励ましました。というお話ですよね。

実際にも

実際の鼻の色は黒や茶、白です。

鼻先に毛細血管が集まっていて、興奮したり運動したりすると充血することもあるようです。きっと頑張ってサンタクロースが乗るそりを引っ張って鼻が真っ赤に充血したことからも赤い鼻が有名になったのかもしれませんね。

 もちろんコドモたちの夢を壊すわけにはいきません。サンタクロースは存在するという体でお話しました☆彡いや本当にいますよね!きっといる!

『煙突がない家の場合、サンタはどこから入って来るのか?』みなさんならどう答えますか?
会場のみんなは壁や窓をすり抜けることができるという可愛い答えをいただきました(*^_^*)

ちなみに私は『キッチンの換気扇から煙になって入ってくるのよ。』と教えられたので、換気扇をじっくり観察した思い出があります^_^;

それでは今回も最後までブログを読んでいただきありがとうございます。

それではまたお会いしましょう~☆

メリークリスマス

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