猛禽類の世界

『猛禽講話』

みなさんこんにちは、園長の藤井です。

先日、パナソニックさまにて猛禽類の講話&実演をさせていただきました。

石川県の県鳥も猛禽類の王者イヌワシ。
県内で観察できる野鳥を含め、狩りを成功させるための生態、生き残り戦略をお伝えしました。

石川県の県鳥 イヌワシ Aquila chrysaetos

今日のブログでは、猛禽類についてお話しますね。

まず猛禽類とはどんな鳥でしょうか。

猛禽類とはワシ・タカ、ハヤブサ、フクロウ、ハゲワシなどの肉食の鳥たちの総称です。

ではここ石川県で観察できる猛禽類をいくつかご紹介しましょう。

まずは

★クマタカ Nisaetus nipalensis

県内でイヌワシの次に大きいのがこのクマタカ、手取峡谷付近にて撮影できました。全長約75cmから80cm、翼開長は約160cmから170cmもある大型のタカです。大きい=クマという意味でクマタカと名付けられました。

★ミサゴ Pandion haliaetus

魚を撮るハンターとして有名なタカです。私も手取川の上空でよく魚を持って飛んでいる姿を良く見かけます。海岸や河川、湖沼でも生息し、水面を低空飛行して長い足を水中に突っ込み獲物を捕獲します。

★トビ Milvus migrans

一番身近な猛禽類ではないでしょうか。トンビと呼ばれることが多いですが、正式にはトビです。一応タカですが、大きさの割には足は小さく狩りの能力は低いです。実際研究でリハビリトレーニングを行っていた時も獲物を捕まえる能力はオオタカに比べると全然低いと感じました。生粋の肉食というより、カラスと同じくゴミやヒトのお弁当泥棒でも有名なくらい雑食のタカです。

★オオタカ Accipiter gentilis

森林性のタカで飛翔能力が非常に高いことから、鷹匠もこのオオタカを扱っていました。まさに生粋の肉食で、ハトやカモ、ヘビやウサギなども捕獲します。私もいしかわ動物園の時に保護されたオオタカをリハビリして野生復帰させるトレーニングを行っていました。

★ハヤブサ Falco peregrinus

世界最速の鳥でも有名なハヤブサ。上空から急降下して獲物を足で蹴飛ばして狩りをするスタイルです。急降下する時の速度は時速390kmにもなります。鳥を専門に狩るハンターでハトやムクドリなどを主に餌としています。本来は海岸の岸壁などで営巣しますが、石川県では県庁などのビルのベランダやくぼみで巣を作っていることでも知られています。

★コミミズク Asio flammeus

昼行性のフクロウで、日本には冬に観察することができます。石川県では河北潟などで観察することができますよ。ネズミなどの小型の哺乳類が主な餌です。黄色の虹彩がするどいので飛んでいても発見しやすいフクロウです。私は昔、保護鳥を動物園で飼育した経験があります。

その他にも石川県では、オジロワシ、オオワシ、ハチクマ、サシバ、ノスリ、ツミ、ハイタカ、チュウヒ、フクロウ、コノハズク、オオコノハズク、アオバズク、シマフクロウ、チョウゲンボウなどなど亜種や迷鳥を含めると非常に多くの猛禽類を観察することができますよ。

では今回は猛禽類1色でしたが、紹介しきれなくてすいません。

最後までご覧いただきありがとうございます。

それではまた会いましょう~☆

園長

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL