世界最大級ケヅメリクガメ(甲長80cmオーバー)の体重測定

世界最大級ケヅメリクガメ(甲長80cmオーバー)の体重測定

みなさんこんにちは

ズータイム園長の藤井です。

今回はリクガメ(ケヅメリクガメとヒョウモンガメ)の体重測定についてのお話です。

この記事の最後の動画で是非測定の様子をご覧くださいませ(^^♪

まずはケヅメリクガメとヒョウモンガメについて簡単に説明しますね。

★ケヅメリクガメ

分布:セネガルからエチオピアのサハラ砂漠周辺

甲長:70cm前後(最大83cm)

ゾウガメ2種(アルダブラ、ガラパゴス)についで大型になるリクガメです。私的に最もリクガメらしいリクガメではないかと思っています。長年飼育していますが、好奇心&食欲旺盛で飼育者の顔を見ると寄ってくるぐらい愛嬌があります。成長速度は驚くほど速いので、ケージで飼育できるのは3~4年程度です。それ以上は屋外の放飼場、冬季は屋内の部屋を用意する必要があります。左右の臀部(後ろ足の付け根)に大きな鱗が蹴爪状に発達しているのが名前の由来です。産卵は秋から冬に産卵し、1回の産卵で15~20卵ほど産卵します。

★ヒョウモンガメ

分布:エチオピア、スーダン南部以南のアフリカ大陸東部、南部

甲長:60cm前後(最大甲長72cm)

亜種:ナミビアヒョウモンガメ、バブコックヒョウモンガメ

1属1種のケヅメリクガメに次ぐ大きさの大型のリクガメです。その名の通りヒョウ型模様の甲羅が特徴です。甲羅はドーム状に盛り上がる特徴的な形態をしています。海岸線から標高3000mのなだらかな高地にまで生息しています。ケヅメリクガメに比べると性格は神経質で恥ずかしがり屋です。産卵は1回に5-30個ほどで、1シーズンに2-7回産卵を行います。

動物の体重測定は健康状態や成長を知るうえでとても大切な飼育作業1つです。

リクガメの赤ちゃんの場合は、1週間に1回体重測定を行いしっかり成長しているかを確かめています。

しかし、当園の大きなケヅメリクガメはしばらく測定していません。

そこで久しぶりに体重測定を行ってみました。

まずはヒョウモンガメの赤ちゃんからです。

102g!とっても小さいでしょ♬

こちらで生後半年ぐらいのヒョウモンガメの赤ちゃんです。

甲羅の甲板の間から白い新しい甲羅が形成されてきていますね。

その他成長段階別にヒョウモンガメとケヅメリクガメの体重測定を行いました。

上の画像は左から0歳(左の2頭)、1歳、2歳、3歳、4歳です。

少しずつ大きくなっているのがわかるでしょうか。甲羅に色や模様も様々ですね。

【次ページ】世界最大級のケヅメリクガメの体重測定

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