【0から学ぶ野鳥学②】🔰身近なカモを知る【わかりやすい!】14種+α これでカモの識別OK

みなさんこんにちは、

ズータイム園長です。

第二回の0から学ぶ野鳥学は『カモ』です。

最も観察しやすく冬にバードウォッチングを始める方には最適の野鳥たちです。

野鳥少年ハル(小学生バーダー)と一緒に解説します。

実際にフィールドに出た方の種の同定にもお役に立てば幸いです。

まだまだご紹介したいカモもありますが、身近なカモということで今回は14種ほど選びました。

これが全てではない事はご承知おきください。

その他、主に海で観察できるカモやカモに似ているけれどカモではない野鳥もご紹介しています↓

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フィールドに出て撮影・記録した膨大なデータを公開して、野鳥の生態をお伝えしております。

ぜひお気軽にご相談ください!

【0から学ぶ野鳥学①】もまだの方はご覧ください!

鳥類の渡り区分を解説📚 留鳥、夏鳥、冬鳥、旅鳥、漂鳥を理解しよう

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【カモ(鴨)とは】

※ブログ内の画像はコピーや転写禁止

では記事でもカモをご紹介していきます。

カモとはカモ目カモ科(ガンカモ科)の鳥類のことですが、

今回はハクチョウやガンの仲間を除いたカモの仲間をご紹介したいと思います。

基本的には水辺で暮らし、日本のカモの多くは冬にシベリアの方から渡ってくる冬鳥たち(渡り鳥)です。

日本ではカルガモが留鳥でヒナの姿も観察できるカモもいますね。

しかし、多くのカモたちの繁殖は日本では観察できません(北海道や高山などでは日本で繁殖するカモもいます)。

【カモは2つに分けられる】

カモは採餌方法によって大きく2つに分けることもできます。

それは水面採餌ガモ潜水採餌ガモです。

それぞれのカモの特徴を下記の点に注目してご紹介していきます。

①採餌方法 ②歩行 ③飛び立ち 

この3点を比較しながらご紹介していきます📖

水面採餌ガモ

①採餌方法

その名の通り水面に浮いた種子や昆虫なども採餌する他、首が届く範囲で採餌するカモたちです。

体の浮力が大きく潜水することができないため、お尻だけがプカっと浮いている姿も観察できます。

②歩行

水面採餌ガモは脚が体の中央にあり、

重心のバランスよいので歩行が得意なカモたちです。

よって、陸で休憩したり、草むらや水田でも採餌する行動も観察できます。

③飛び立ち

危険を察知すると水面からでもすぐに飛び立つことができるのが水面採餌型の特徴です。

浮力が大きいので潜水は苦手ですが、逆に上へ飛び立つには有利な体です。

では次は潜水採餌ガモの特徴をご紹介します。

★潜水採餌ガモ

①採餌方法

その名のとおり潜水をして餌となる水草や海藻、魚類や甲殻類などを採餌できるカモの仲間です。

水面採餌型よりもアクティブにハンティングできるカモなのです。

②歩行

水面採餌型の脚は中央でしたが、潜水採餌型の脚は中央よりも後ろに位置しているため、

重心のバランスが悪く歩行は苦手です。ですから観察していても大抵は水場で過ごしています。

まれに水場の中央などになる岩などに上がっている場合もあります。

③飛び立ち

潜水が得意な反面、飛び立ちは苦手なカモたちです。

飛び立つまでにある程度の助走が必要です。ですから、危険を察知すると潜水して距離を保つカモたちも多いです。

【身近なカモ14選】

では身近なカモをご紹介していきますが、初心者に方にはメスの識別までは難しいので、

基本的にはオスの特徴を簡単にご紹介してます。詳細は番組(動画)の方で確認してください。

①オシドリ(鴛鴦)【水面採餌型】

銀杏羽といわれる飾り羽が特徴的なカモ。

多くの方はオシドリ夫婦という言葉がご存じだと思いますが、

毎年ペアを変えることが多いオシドリ。

仲睦まじい様子=オシドリ夫婦という意味合い

手前♀、奥♂

②カルガモ(軽鴨)【水面採餌型】

黒い嘴の先端が黄色であるところが特徴。

留鳥なので繁殖も日本で行うことで最も親しみがあるカモの1種。

③マガモ(真鴨)【水面採餌型】

緑色の頭部と黄色の嘴が特徴。

アヒルの祖先であることでも有名。

④ヒドリガモ(緋鳥鴨)【水面採餌型】

緋色の頭部で、中央がクリーム色であることが特徴。

⑤コガモ(小鴨)【水面採餌型】

日本では最小のカモ。

カモのコドモと勘違いする方もいますが、コガモという種名です。

頭部がバスケットボールのように白色のラインが入っている。

⑥ホシハジロ(星羽白)【潜水採餌型】

よーく観察すると背に星屑の模様があり翼に白帯がでるので星羽白。

胸が黒く、頭部が茶褐色、虹彩が赤色が特徴。

⑦キンクロハジロ(金黒羽白)【潜水採餌型】

全身真っ黒で、腹が白色なので遠くからでも識別が容易。

冠羽があり、虹彩が黄色。

類似するカモはスズガモ(冠羽がなく、背が灰色)

⑧オナガガモ(尾長鴨)【水面採餌型】

頭部はチョコレート色で、尾羽2枚がすーっと伸びたスマートなカモ。

 ⑨トモエガモ(巴鴨)【水面採餌型】

顔に日本の伝統的な文様である巴模様があることが名前の由来。

⑩ヨシガモ(葦鴨) 【水面採餌型】

ナポレオンハットを縦にかぶったような出で立ちのカッコいいカモ。

⑪オカヨシガモ(丘葦鴨)【水面採餌型】

日本一渋いカモ!

嘴とお尻(上下尾筒)の黒が目立つ。

⑫ハシビロガモ(嘴広鴨)【水面採餌型】

シャベルのような嘴が特徴的。

群れになって円を作り、中央に集まった植物プランクトンを採餌することもある。

⑬ミコアイサ(巫女秋沙)【潜水採餌型】

説明が要らないくらい特徴てきなカラーリング。

通称パンダガモともいれるカモ。

⑭カワアイサ(川秋沙)【潜水採餌型】

赤い嘴の先端がカギ状になっている。

細長い体形が特徴的。

類似するカモはウミアイサ

カワアイサとの違いは、冠羽があり、胸や腹の色も違う

いかがだったでしょうか。

身近なカモ14種を今回はご紹介させていただきました。

ぜひ番組をご覧いただきフィールドに出てみてください。

カモならきっとバードウォッチング初心者🔰の方もすぐに観察できると思います。

野鳥を通じて自然との繋がりを感じてみてください。

📚ハンドブックと双眼鏡があれば観察しやすいです◎

双眼鏡は10倍双眼鏡 T0210X21が初心者の方が使用しやすいと思います。

私たちの撮影用機材📷

・NikonD500(デジタル一眼レフ)

・レンズ:SIGMA150-600mm F5-6.3 DG OS HSM| Contemporary

・SIGMA TELE CONVERTER TC-1401

・Nikon COOLPIX P900

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価値観は各々ですが私たちには丁度良いです。軽量で機動性も保てる点も嬉しいです。
単焦点レンズは待ち伏せがメインの探鳥には向いていますが、長距離を歩くのは辛いですね。
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私たちが使用しているNikon COOLPIX P900(光学83倍超望遠ズームレンズ)の後継機P950です。

コンデジですが私たちの動画撮影にはかかせません。

2000mmの超望遠の世界は野鳥観察に最適です!双眼鏡で確認できない野鳥も種の同定ができるので超便利です。

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最近P1000をもっているバーダーもよくみかけます(^^)/
最近は3000mmあればというシチュエーションにも出会うのでこちらもほしい📷です。

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【インスタやってます】野鳥少年ハルがインスタやってます!

@haru_bird2022

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