猛禽類のトレーニングをする理由&トレーニング方法動画
猛禽類のトレーニングをする理由
みなさんこんにちは園長の藤井です。
大寒波です。大雪です。みなさん大丈夫ですか。
動物たちはみんな無事です。元気です。
数年ぶりの大寒波で石川県能美市も約70cmの積雪になりました。みなさん大丈夫でしたか。
こんなときでも猛禽類(タカとフクロウ)のトレーニングは行います。
私とハリスホーク幼鳥。積雪すごいでしょ。
フライトトレーニングを行う理由は2つあります。
①筋力トレーニング
タカは狩りをする肉食の猛禽類、獲物を捕まえるために飛翔するための筋力が欠かせません。日々、飛翔していないとどんどん筋力が落ちてしまいます。一瞬のすばやい動きを出せるように筋力トレーニングの役割があります。
②動物福祉の観点から
もう1つはやっぱり鳥は飛ばないといけません。猛禽類は野生でも狩り場と寝る場所への移動と狩りをする時以外はあまり飛びませんが、できるだけ毎日狩りのトレーニングをしてあげることは、野生の行動に近づきタカにとってもストレス解消になり幸福ではないかと思っています。常に飛んでいる時ではないので、一日1回はフリーでフライトさせてあげると良いですね。
※元々私が猛禽類のトレーニングを行っている理由は、いしかわ動物園の職員時代に研究していたのが『鷹匠の技術を応用した野生復帰トレーニング』です。日本動物園水族館協会の学会でも発表させていただきました。野生で保護された猛禽類を野生に復帰させるためにこの鷹匠の技術を身に付けたことから始めました。現在も動物園と協力して野生復帰のお役に立てるように頑張っています。
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