定員オーバー!爬虫類のひみつ

爬虫類講話「爬虫類のひみつ」 加賀市竹の浦館

みなさんこんにちは園長の藤井です。

さあ、またまたすばらしいご依頼をいただきました。

な、なんと

本日は爬虫類だけのスペシャルな特別講話(いしかわ自然学校教育プログラムにて)を開催させていただきました。動物の中でも魅力的な生態をもっている爬虫類の仲間たち。当園でもたくさん飼育しています。会場は加賀市の竹の浦館です。以前のブログでもお話したかと思いますが、ここは昔は小学校だった場所なので教育活動にはもってこいの雰囲気の中でイベントを実施することがきるすばらしい場所です。

今回は1つ心配なことが、、、

なんせテーマが爬虫類!

どれくらいの方が聴きに来てくれるのか正直不安で前日はそわそわしていました。1人でも来てくれればその方のために全力でお話するぞ~!!そんな決意で挑みました。

しかし、そんな心配必要ありませんでした。

午前と午後の部の両方定員オーバーとなりました。

脊椎動物の進化の系統

内容は脊椎動物の進化の系統から爬虫類の分類についてや、特徴が面白い爬虫類を実際に観察しながらお話させていただきました。爬虫類は哺乳類でもなく、鳥類でもなく、魚類でもなく、両生類でもない動物が爬虫類なんです。他の分類に比べるとこれっといった定義はなく、ヘビとカメなんて全然違いますよね。

また有名ですが、恐竜の直接の子孫は爬虫類ではなく鳥類です。

では、爬虫類といえば上図にも記載してありますが、

ヘビ・トカゲ(有隣目)、カメ、ワニ、ムカシトカゲの

4つに分けられます。ん?ムカシトカゲってなんじゃい。

普通のトカゲではないんです。

ムカシトカゲ

爬虫類4つの分類で、ムカシトカゲはあまり聞きなれないトカゲだと思いますが、ムカシトカゲは今から二億年前の恐竜時代(ジュラ紀)から姿を全く変えずに現代まで生き残っている他のトカゲとは全く違うトカゲなんです。ニュージーランドのみに生息する爬虫類で、まさに生きた化石です。

体温はなんと約5℃~11℃しかなく、触るとひんやりしています。

代謝が低いまま生活ができるため、寿命はとても長く、100年以上も生きるんです。老後はニュージランドへムカシトカゲに会いに旅行へ行きたいものです。

ここで1つ講話の内容を1つご紹介しましょう。

子どもころから浦島太郎やウサギとカメの童話でカメに出会いましたよね。だから爬虫類の中では飛びぬけてヒトにとっては良い印象がありますよね。またカメは長寿ということで縁起が良い動物でもあります。当園でもヘビは嫌いな方が多いですが、カメを嫌いな方はとても少ないです。ただカメは万年というのはさすがにウソです。アルダブラゾウガメで約250年生きた記録があるくらいです。

日本の両生類爬虫類はこちらがおすすめです↓
クリーパーでおなじみの川添さんのフィールドでの写真が特にすばらしい(^^)/


【次ページ】カメは曲頸類と潜頸類の2つに分けらる

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