ハムスターの穴掘り行動を観察しよう
「ハムスターの生態展示」
みなさんこんにちは園長の藤井です。
今回のZOO TIMEではまたまた新しい展示をしてみました。
みなさん誰もが知っているハムスターでの展示です。
それは
穴掘り行動を観察できる展示方法です。
じつは野生では巣穴で生活しているんですよ。
えっ、ハムスターの野生!?って思われる方も多いと思います。
ではハムスターはいったい野生ではどこにすんでいるのでしょうか。
野生のハムスター
当園が飼育しているゴールデンハムスターはシリアやイスラエルなどの中東に主に生息してるネズミの仲間(げっ歯類)です。画像のベージュの毛色のゴールデンハムスターは通称キンクマ(金色のクマみたい)と言われているカラー品種です。クロクマもいます。野生の色は白地に茶色が混じった模様が野生種の毛色です。乾燥した砂場や岩場の穴の中で生活していることが多い動物です。自らも穴を掘りますが、もともと空いている穴を利用して毎日移動しながら生活しています。
ちなみに有名なジャンガリアンハムスターはカザフスタン、シベリア出身、ロボロフスキーハムスターはロシア出身です。みんなユーラシア大陸に生息しているげっ歯類なんですよ。
いつ日本に来たの
1930年、シリアの地下2メートルの巣穴から1匹♀と11匹のコドモたちが見つかりました。そのコドモのうちから数匹が研究目的で大学に送られたことが日本へ来た始まりと言われています。
ハムスターの野生や歴史を知ったことろで話は戻って、
ゴールデンハムスターたちの野生の動きも再現してあげたいと思ったのでありました。本日はゴールデンハムスター(キンクマ)たちには思いっきり穴掘り行動を楽しんでもらいました。
来園者の方々も「えっ、ハムスターって潜るの!」「すごーい!モグラみたい。」と驚かれていました。
完全に潜って、モグラのように地面の中を突き進むゴールデンハムスター。完全にハムスターの概念を壊せたと思います。また夜行性で昼間は寝ているだけのハムスターだったため展示していても、動きがなかったので気になっていたので一石二鳥でありました。
ハムスターたちも活き活き、ヒトもわくわく、とても良い展示ができたと思っています。ハムスターと言えば、手押し車を走りながら回して運動している印象がありますが、穴を掘らして運動させるという方法もありますので、もしハムスターを飼育されている方がいましたら試してみてくださいね。土の中に餌を隠しておくとさらにハムスターたちのテンションも上がって、良い※環境エンリッチメントになりますよ。
※環境エンリッチメント:簡単に言うと動物の幸福のためのあらゆる対策を行うことです。
動物たちにはできる限り野生の行動をさせてあげたいですよね。
うーん、気持ちいい~と、体をのばしているゴールデンハムスター。
今回は富山県にて開催させていただきました。
いつも本当にありがとうございます。また、富山県の方々にも学べる教育的な動物園ZOO TIMEを知っていただく良い機会となりました。富山県のみなさま、これからもZOO TIMEをよろしくお願い致します!
それでは、
↓↓ゴールデンハムスターたちの穴掘り行動を動画でご覧ください↓↓
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下の画像の中に、よ~く観察するとてんとう虫が隠れています。
見つけることができたかな。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
またお会いしましょう~☆
園長
正解はヘビの目にいます♬
このヘビは石なんですよ。石ころアートってやつです。それでは☆
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