新兵器を引き連れて

新兵器を引き連れて

今回は”新兵器”を引き連れて氷見市でズータイムを開催させていただきました。

その新兵器とはその名も

「ひょっこりモルモット給餌体験装置」です。

おそらく日本初いや世界初でしょう。

動画はこちら

当園が開発したモルモット給餌装置。親子でモルモットに負担をかけることなく給餌することができる。ズータイムはヒトと動物両方に優しい動物園です。

当園ズータイムは動物の生態をお伝えする教育に特化した動物園です。単なるふれあい動物園とは差別化して活動させていただいております。

そして、ずーっと気になって、なんとかならないものかと悩んでいたことがあります。それはモルモットをどうのように展示したら、動物が負担なく、そしてご来園していただくお客さまも楽しく学んでいただけるかを追求しています。

なぜこんなに悩んでいるかと言いますと、

ふれあい動物としても有名なモルモットですが、性格は温和なんですが、実はとっても臆病。怖がり屋さんなんです。

そこで、モルモットを触ってもらうということは、私は絶対したくはなかったのです。数人なら良いですが、不特定多数の方に触っていただくのは負担が大きすぎます。

ですから当園ではふれあいは行わず、レクチャーや講話でモルモットの大きく成長してから生まれてくる赤ちゃんのガイドを行ったり、親子で展示なども行ってきました。

しかし、

モルモットはバリエーション豊富な鳴き声を持っていること、完全草食性であることから給餌体験をやっていただくことで

モルモットをより知っていただくことができると思い開発しました。

幅は1200mmある特大木製ケージで、アクリル製の扉からモルモットが顔出し、安全に給餌体験を行うことができます。

臆病なモルモットですが、学習能力が高く自ら喜んで餌をもらいにやってきますよ。もらいにやってくるということはヒトを信頼してやってきれています。ヒトと動物が自ら寄り添う行動はとても気持の良いことですね。またこの装置のモルモットはお腹がいっぱいになれば出てこない、お腹が空けばまた寄ってくるという動物の自由にさせてあげることができるところもポイントです。もしお腹がいっぱいのときはしばらく待ってあげて下さいね(^-^)V

ヒトと動物両方に優しく、学べる、体験できる、これこそ当園の目指す方向性です。

モルモットは元々、南米(ペルー、アルゼンチン、ボリビアなど)にいるペルーテンジクネズミやパンパステンジクネズミを家畜化したげっ歯類です。日本では愛玩用や実験動物として養殖されています。

モルモットにも様々な品種がいますが、

当園で飼育中のモルモットは”シェルティ”という品種で直毛長毛で気品ただよう貴族のような品種であります。その他に

一般的なイングリッシュ(三毛色が多い短毛で直毛の一般的な品種)、アビシニアン(つむじがからだのあちこちにある品種)、テディ(テディベアのように縮れ毛で短毛の品種)などなど10種類近くの品種が作り出されています。

【次ページ】モルモット給餌装置の動画など

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