ヒョウモントカゲモドキの繁殖と雌雄判別

ヒョウモントカゲモドキの繁殖に成功しました。

みなさんこんにちは園長の藤井です。

さあこんかいは嬉しい報告です。

飼育中のヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)というヤモリの繁殖に成功しましたのでご報告致します。爬虫類の中でも一番人気のある種の1つです。今回の記事では雌雄判別と孵化に至るまでの方法を書きますね。

ヒョウモントカゲモドキのペア 左♂、右♀

では繁殖をするときに一番大切なことは、雌雄判別することです。雌雄判別できなければペアを組むこともできません。では本日は画像でわかりやすく雌雄判別方法を解説します。

画像でお判りいただけると思いますが、要はオスの特徴を見抜けば判りますね。オスの特徴で一番わかりやすいのは総排泄口(尿も便も卵もここから出ます)の下(尾の方向)に膨らみが2つ確認できます。オスはヘミペニスが収納されているクロアカサックがあるため、2つの膨らみが確認できます。総排泄口(肛門)周囲を押すとヘミペニスが出てくることでオスと判別することもできます。またオスの特徴の画像に↓で記してある前腔孔というアーチ型の鱗が確認できます。

※ヘミペニスとクロアカサック

ヘミペニスはわかりやすく言うとおちんちんのことです。有隣目(トカゲとヘビ)の仲間がもつ生殖器で、嚢状の構造になっています。嚢状のヘミペニスは海綿体の充血により外に反転して押し出され、交尾の際にはどちらか片方のみをメスに挿入します。このヘミペニスを収納されている場所は”クロアカサック”と呼ばれています。棘や鈎などの装飾を持つことが多く知られ、種によって形状に様々な形があります。

では雌雄判別ができるようになったところで、

次はペアリングをしていきます。

通常の飼育はオスとメスは別に飼育したほうが安全です。繁殖させるときには同じケージに入れてみましょう。オスが尾を小刻みに振ってメスに近づいていけばすぐに交尾が始まると思います。反応がない場合やオスがメスに危害を加えない様子の場合は3日~1週間同居させて様子を見ましょう。この種は大変大人しいのでたいがいの場合は喧嘩が起きずにうまくいきます。

今回は同居を1週間ほどさせました。

今回の産卵は6/24に産卵したもので、加温なしの室温(26℃~30℃くらいの室温)で保管し8/15孵化に孵化しました。1カ月と3週間ほどの孵化日数でした。

爬虫類の孵化は鳥類よりも孵化温度域は広い代わりに(26℃〜34℃)、孵化日数は温度に左右されます。面白いですね~
また、他の多くの爬虫類同様、孵卵温度で性別が決定するTSD(Ttemperature-dependent Sex-Determination:温度依存性決定)なんですよ。

こちらがヒョウモントカゲモドキの卵です。トカゲの卵は柔らかく、周りの水分を吸収しながら成長していきます。卵の床材は今回ミズゴケを使用し、常に適度に湿らせた状態で保管しました。専用のふ卵器を使用してもよかったのですが、あえて室温で挑戦してみました。

そして、いよいよ孵化を迎えました!

赤ちゃんの誕生はいつも幸せな気持ちにさせてくれます。

孵化したばかりのヒョウモントカゲモドキの赤ちゃんです。

赤ちゃんって本当に可愛いですよね(*^_^*)

今回もブログを最後までご覧いただきありがとうございました。

もしヒョウモントカゲモドキの繁殖をしようとされている方の参考になれば幸いです。ではまた会いましょう~☆

園長

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