サソリが発光するしくみ

サソリが発光するしくみ


こんにちは園長の藤井です。

今回はサソリについての記事です。

実はサソリ仲間は一部を除いて紫外線を当てると発光することがわかっています。なんと光るんです!!!

まずは当園で現在飼育しているサソリをご紹介しましょう。

アジアンフォレストスコーピオン(Heterometrus spinifer)です。別名チャグロサソリとも言われています。

東南アジアの森の中の多湿を好むサソリです。

サソリと言えば猛毒を持っているというイメージがあると思いますが、世界中で約1750種いると言われているサソリのうち猛毒を持っているのは、

たった25種ほどと言われています。本種も微毒持っておりますが、毒針よりもはさみのほうでの攻撃力が高いサソリです。

全長は現在8cm~10cmほどで、最大で15cmほどまで成長します。黒々としてサソリらしいサソリです。

飼育環境

では次に飼育環境をご紹介しましょう。

①溺れない浅さの水入れ

主に夜行性で夜に活動しますが、結構水を飲みにきすので、溺れないくらいの浅い水入れで大丈夫です。

今回は水を入れて深さを調整しました。

②素焼のシェルター

サソリと言えば砂漠という乾燥地帯に生息しているイメージがあるかと思いますが、

チャグロサソリは森林性のサソリで非常に多湿を好みます。湿度を保つことができる爬虫類用の素焼シェルターがおすすめです。

昼間はほとんどシェルター内ですごしています。

③パネルヒーター

水槽内を25℃~30℃ぐらいで調整しています。室内で飼育する場合はパネルヒーターで保温すれば周年飼育可能です。

④床材

床材は清潔で湿度を保つために吸水性があるものなら何でも大丈夫ですが、私の場合はヤシガラマットを使用しています。

消臭効果も高く、清掃もしやすいのでおすすめです。

⑤ケージ

ケージはプラケースでもガラス水槽でも大丈夫です。適度な通気と温度を保てるケージで飼育しましょう。

脱走できない飼育で必ずお願いします。

発光させてみました

今回はさそりにUVライト(ブラックライト)を照射すると発光するお話でしたね。

今回使用したLEDのUVライトです。最近は100均でも販売されていますよね。

ではライトを照射した画像がこちら

なんて綺麗なんでしょう!!!驚きです。

では光る仕組みですが、紫外線(350nm)を吸収して、違う波長(500nmの青緑色)を放出しているんです。

また蛍光物質としては外皮に含まれるβ-カルボリン (β-carboline) ヒメクロモン (Hymecromone) が確認されています。

ではその仕組みを図で描いてみました。よって脱皮しただけでも発光しますし、よくレジンで固められたサソリのキーホルダーがありますが、

その標本になったサソリも光ります。ただ脱皮直後のサソリは外皮の中の発光物質が形成されるまでは光らないんです。

では、この発光は生きていく上で何の役に立っているかは、はっきりとした理由はわかっていません。

野生では太陽の光を反射して光る月明かりを利用して発光し、自分たちの隠れる場所を見つけやすくしているのではないかとも言われている。

その他にも異性へのアピールのため、はたまたコミュニケーションのためなど諸説あります。

下の画像はコオロギを捕食(体液を餌しています)している画像ですが、

UVライトを当ててもサソリだけが発光してるのがわかります。

もちろんヒトも発光しませんが、なぜかサソリは発光するという何とも魅力的な生態をもった動物ですね。

では実際発光する様子を動画でご覧ください

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今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

またお会いしましょう~

園長

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