【飼育係になるために知っておくべきこと⑤】動物園の経営形態の闇 騙されずに選択すべき
私自身も今までたくさんの方々にお世話になり、今があることに心から感謝しておりますが、しかし、現場に顔も出さない指定管理者には騙され、とても悔しい想いをしてきました。
夢や人気を利用して若者を騙す悪の組織はなくなってほしいし、 これ以上犠牲者が出ないでほしいと願って公開します!
また動物園・水族館が良い方向に向かって行くためにこのような経営形態が絶対にあってはいけません。
ぜひ多くの方に認識していただき、このような組織に入社しないことが解決策に繋がります。
動物園・水族館だけではありませんが、組織は現場が回しているんです。
現場=マンパワー、一個人を大切にできない組織はすぐに退職することをおすすめします。
大学、動物専門学校でのZOO TIMEの実践的な講義「動物学(動物園学、生態学など)」
ズータイムの講義はただ教壇に立ってお話するだけではなく、生体や標本を観察しながらのガイドや実習、
実践的な飼育に役にたつ工作、課題解決能力を身に付けるためのグループワークショップまで実践的な技術を身に着けていただきます。
また現在の飼育員の弱点は野生を知らない方が多いことです。
もちろんフィールドに出て本物の野生を自ら学んでいる方も少数いますが、ほとんどの方は全然知りません。
ですから普段からフィールドで野生動物を観察している私たちだからお伝えできる講義があります。
動画データもたくさんあるので、野生と飼育の観点両方から学ぶことができるのが真骨頂なのです。
帝京科学大学(アニマルサイエンス学科)で講義をさせていただきました
また、現在の動物園は娯楽施設しての認識しかほぼない現状や経営形態などの課題、現実などもお伝えすると同時に、
課題解決方法や私が挑戦している取り組み、経験などもお話させていただきました。
みなさまの人生の選択肢が1つでも増えることを心より願っています。
また将来一緒に教育活動ができたら素敵ですね。
90分の講義でしたが、最後まで参加していただきおじさんも励みになりました。
関係者の皆様ありがとうございました。
すばらしい機会をいただき感謝です。
飼育係になるためにはパート4 ~飼育係の弱点とは~
実はほとんどの飼育係には共通の弱点があり、
これに気づいて行動している方はごく一部です。
またこれに力を入れている飼育係(獣医師含む)は園館でもトップクラスに活躍し、
全国的に有名なスーパー飼育係になっている方たちです。
飼育係という職業は非常に人気がありますが、
募集はとても少ないのが現状です。
この非常に狭き門にまずは合格し、
正社員になれるのはそこからごくわずかです。
ということは動物が好きという熱意だけでは活躍できません。
動物界全体を考えられる広い視野をもった方を目指しましょう!
【✎ターゲットトレーニング解説】イルカを事例に詳しく解説、ドッグトレーニングにもすぐに活用できます 𓀠オペラント条件付けやレスポンデント条件付け
イルカが何か「行動」をした直後にご褒美を与えれば、
その「行動」をすれご褒美が与えられることを学習し頻繁に行うようになります。
ターゲットTRの場合はまずはこのオペラント条件付けで、吻にターゲットが触れれば
OKだといことを伝えていきます。
【飼育技師が解説】脊椎動物から無脊椎動物までの生態、適正な飼育方法、野鳥観察、飼育係の仕事について
リクガメ、コールダックの総集編に続いて、
第3弾となるズータイムおすすめの総集編です。
内容は生態、適正な飼育方法、野鳥観察、飼育係の仕事についてまで満載です。
どうぞごゆっくりご覧ください。
飼育係になるために本当に必要なこと パート3(指定管理者制度の影響)
この制度のメリットは
①指定管理者には、民間事業者として蓄積したノウハウがある
②自治体では出せない、画期的なサービスを提供できる
③民間事業者間の競争原理に基づき自治体の経費縮減につながる可能性がある
などが考えられます。
ではこの制度が動物園・水族館の飼育係にどのような影響があるのでしょうか。
飼育係になるために本当に必要なこと パート2(社会的役割、公立と民間があることを知ろう)
飼育係はとてもとても狭き門です。
普通の努力や知識ではまずライバルに勝てないでしょう。
しっかり自分が何をしたいかの展望を持って挑みましょう!
飼育係になるために本当に必要なこと パート1(必要な資格、能力)
動物園や飼育係になるための教科書もありませんし、なりたい方(ライバル)がたくさんいるのが現実です。そして、募集が超超超少ないのが現実です。
ではそのライバルよりも魅力的な資格や能力を身に着けることも大切です。
そこで、『飼育係になるために本当に必要なことパート1』では
実際私が飼育係として働いてきた経験を元に資格や能力についてお話したいと思います。本気で動物園・水族館の飼育係を目指す人には響くはずです!