ヒョウモントカゲモドキの飼育繁殖方法と雌雄判別

次はペアリングをしていきます。

通常の飼育はオスとメスは別に飼育したほうが安全です。繁殖させるときには同じケージに入れてみましょう。オスが尾を小刻みに振ってメスに近づいていけばすぐに交尾が始まると思います。反応がない場合やオスがメスに危害を加えない様子の場合は3日~1週間同居させて様子を見ましょう。この種は大変大人しいのでたいがいの場合は喧嘩が起きずにうまくいきます。

今回は同居を1週間ほどさせました。

今回の産卵は6/24に産卵したもので、加温なしの室温(26℃~30℃くらいの室温)で保管し8/15孵化に孵化しました。1カ月と3週間ほどの孵化日数でした。

爬虫類の孵化は鳥類よりも孵化温度域は広い代わりに(26℃〜34℃)、孵化日数は温度に左右されます。面白いですね~
また、他の多くの爬虫類同様、孵卵温度で性別が決定するTSD(Ttemperature-dependent Sex-Determination:温度依存性決定)なんですよ。

こちらがヒョウモントカゲモドキの卵です。トカゲの卵は柔らかく、周りの水分を吸収しながら成長していきます。卵の床材は今回ミズゴケを使用し、常に適度に湿らせた状態で保管しました。専用のふ卵器を使用してもよかったのですが、あえて室温で挑戦してみました。

そして、いよいよ孵化を迎えました!

赤ちゃんの誕生はいつも幸せな気持ちにさせてくれます。

孵化したばかりのヒョウモントカゲモドキの赤ちゃんです。

赤ちゃんって本当に可愛いですよね(*^_^*)

今回もブログを最後までご覧いただきありがとうございました。

もしヒョウモントカゲモドキの繁殖をしようとされている方の参考になれば幸いです。ではまた会いましょう~☆

園長

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