サソリが発光するしくみ

 

発光させてみました

今回はさそりにUVライト(ブラックライト)を照射すると発光するお話でしたね。

今回使用したLEDのUVライトです。最近は100均でも販売されていますよね。

ではライトを照射した画像がこちら

なんて綺麗なんでしょう!!!驚きです。

では光る仕組みですが、紫外線(350nm)を吸収して、違う波長(500nmの青緑色)を放出しているんです。

また蛍光物質としては外皮に含まれるβ-カルボリン (β-carboline) ヒメクロモン (Hymecromone) が確認されています。

ではその仕組みを図で描いてみました。よって脱皮しただけでも発光しますし、よくレジンで固められたサソリのキーホルダーがありますが、

その標本になったサソリも光ります。ただ脱皮直後のサソリは外皮の中の発光物質が形成されるまでは光らないんです。

では、この発光は生きていく上で何の役に立っているかは、はっきりとした理由はわかっていません。

野生では太陽の光を反射して光る月明かりを利用して発光し、自分たちの隠れる場所を見つけやすくしているのではないかとも言われている。

その他にも異性へのアピールのため、はたまたコミュニケーションのためなど諸説あります。

下の画像はコオロギを捕食(体液を餌しています)している画像ですが、

UVライトを当ててもサソリだけが発光してるのがわかります。

もちろんヒトも発光しませんが、なぜかサソリは発光するという何とも魅力的な生態をもった動物ですね。

では次ページで、

実際発光する様子を動画でご覧ください

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