【DIY】爬虫類用手作り孵卵器 夏休みの工作&自由研究にもおすすめ

みなさん、こんにちは

ズータイム園長です!

さて、今回は爬虫類用の孵卵器(卵を孵化させるための装置)を手作りしてみようという記事です。

ではなぜ爬虫類なのか?、卵といえば鳥類のイメージが強いかもしれませんね。

しかし、鳥類の卵は『転卵』と言って、卵を転がしてあげないと孵化には至りません。

よって、手動転卵だけで約1か月もの間、孵化に挑むのは非常に時間と労力が必要です。

なんせ数時間に1回は卵を転がしてあげないといけません。

ですから鳥類用のふ卵器はほとんどのものが自動転卵装置が付いています。

野生の鳥類を観察してみても1日最低数十回は転卵しています(ニワトリは最低4回必要)。

ということで、転卵装置がいらない温度と湿度を管理できれば爬虫類孵卵器が作成できるといいうわけです。

ではついでに転卵が必要な理由から説明します↓

【なぜ鳥類の卵は転卵が必要なのか】

それはの中にある卵黄(黄身)がの殻の内側にくっ付いてしまう(癒着してしまう)からです。

コールダックの有精卵の様子。血管と胚が確認できます。

しかし、カメやワニやトカゲ、ヘビなどの爬虫類は転卵は必要ありません。

逆に動かしてはいけません。

なので、普通は卵を孵卵器に設置する前に卵の上に目印のサインを書き込みます。

ヒョウモンガメが孵化した記録。

卵には数字を記入して個体管理と卵の上方向が判るようにしてあります。

【なぜ爬虫類の卵は転卵が必要ないのか】

胚膜に包まれた胚が卵の殻の内側の卵殻膜に張り付いて、

固定された状態で胚が成長するからなんです。

【次ページ】手作り孵卵器の仕組みです

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