飼育係になるために本当に必要なこと パート3(指定管理者制度の影響)

飼育係になるために本当に必要なこと パート3

(指定管理者制度の影響)

みなさんこんにちは

ズータイム園長です。

さあズータイムカレッジ第3回目

飼育係になるためにはパート3です。

今回は飼育係の視点から見た指定管理者制度の影響をご紹介します。

リアルな飼育係の現実を知ることでポジティブに捉える準備をしていただくための動画です。

本気で飼育係を目指す方のために作成しています。

※あくまでも私の実体験、私見です(すべての園館に当てはまるわけではありません)。

【指定管理者制度とは】

指定管理者制度とは、ご存じの方も多いかと思いますが、公の施設を民間事業者等に管理してもらう制度のことです。

民間事業者とは株式会社、NPO法人、財団法人、学校法人、医療法人などです。

2003年に地方自治法の改正により指定管理者制度が開始されました。

この制度のメリットは

①指定管理者には、民間事業者として蓄積したノウハウがある

②自治体では出せない、画期的なサービスを提供できる

③民間事業者間の競争原理に基づき自治体の経費縮減につながる可能性がある

などが考えられます。

ではこの制度が動物園・水族館の飼育係にどのような影響があるのでしょうか。

飼育係は雇用者であり、人件費がかかっています。

この制度によって、もっとも手っ取り早く経費を削減できるところが飼育係の人件費なんです。

しかし、人数を減らしては運営ができないため、

新規で雇用する飼育係は契約社員にするところが増えてしまいました。

私自信も契約社員を経験し、大変悔しい経験をしてきましたので、痛いくらい気持ちがわかります。

正社員の方と同じ仕事内容なのに、給料は安いのはもちろん、様々な手当ての待遇が悪いのも真実です。

今回の記事や動画では飼育係を本気で目指す方にこの現実を知っておくべきだと思い、

作成しました。私はこのような現実を知らずに飛び込んでしまいました。

また契約社員第1号だったので、周りに相談できる仲間もいませんでした。

しかし、動物園ではすばらしい仲間や仕事に恵まれて、楽しみながら乗り越えて3年で正社員になれました。

この制度による影響は全国の動物園・水族館の飼育係で起こっている事実です。

どうにかならないものかと思いますが、経営側からすとメリットが高い制度だし、

自治体と飼育係の現場はかなり距離があることも、改善されない理由でしょう。

【ポジティブに考えよう!】

雇用条件はともあれ飼育係になるための入口あることをポジティブに捉え、

前向きに行動することが大切ですね。

また、実力次第で正社員になれる園館もあるので、あとは個人の努力次第です。

契約社員の期間は辛いかもしれませんが、

是非頑張って乗り越えていただきたいと思います。ファイト!!

パート4も追加しておきます!

内容は飼育係の弱点です

弱点を知ってライバルに差をつけよう!

多くの方はこの弱点は知らない事実です。飼育係(動物専門員)は決して何でも知っているわけではありません。

むしろないも知らない人の方が多いです。これを知っていればすぐに現場で活躍できるでしょう。

また面接のときにもかなり良いアピールになりますね。

ズータイムチャンネルでは野生動物(まずは野鳥学から)についても超初心者向けに動画配信を始めました。

ぜひ未来の飼育係さんも一緒に楽しく学びましょう!そして、フィールドに出よう!

私の知っている偉大な飼育係はみなフィールドに出ている方々ばかりです📚

★本気で飼育係を目指す方にお役に立てば幸いです。

もしよろしければ

パート1、パート2の記事や動画もご覧くださいませ。

きっと本気で目指す方には参考になると思います。

↓    ↓    ↓    ↓    ↓

※飼育係になるために本当に必要なこと パート1(必要な資格、能力)

※飼育係になるために本当に必要なこと パート2(社会的役割、公立と民間があることを知ろう)

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