猛禽類のフライトトレーニング【ハリスホーク飼育】タカの野外トレーニング方法公開!道具、テクニック、輸送方法なども

【ハリスホーク飼育技術】

タカの野外トレーニング方法公開!道具、テクニック、輸送方法なども

みなさんこんにちは、

ズータイム園長です。

さあ今回はハリスホーク(鷹)の野外トレーニング方法について、

動画と記事でご紹介いたします。

撮影日は秋晴れの気持ち良い日にフィールドに出てのフリーフライトトレーニングを行いました。

信頼関係を築いたタカとの時間はとっても気持ちの良い時間です。参考になれば幸いです。

以下※トレーニング=TR表記

前回のハリスホークのTRは敷地内で自然木を利用したフライトTRをご紹介しました。

まだご覧になっていない方はこちらもご覧ください。

※今回の屋外での長い距離を飛ばしたり、

ヒトとヒトとで行うTRについての動画は記事の最後にあります

まずは出発前にタカの体重測定からです。

体重はトレーニング時の給餌量やフライトができるかどうかの目安になりますので、

TR前には基本的には必ず行います。

この日の体重は827g。800g前半でいつも調整しています。

ただハリスホークの♀のベストウェイトはみんな800gとは限りません、あくまでもこの個体のベストなんです。

よって、個体によっては700g代の個体もいれば、900gあっても全然TRできる個体もいますので、

鳥の竜骨突起という胸筋を支えている骨の肉付きを触って確かめます。

毎日チェックするとよくわかるようになってきます。経験が必要ですが大切なことです。

今まで、ワシ、ハヤブサ、タカ、フクロウと様々な猛禽類の野生復帰TRにも行ってきたので、

噛み癖や足癖が悪い個体だと、始めは触ることも困難な場合もありますが、少しずつ馴致していけば必ず許容してくれるようになります。

動物のTRは毎日毎日の積み重ねで信頼を得ることと動物がその時間が幸せになるように心がけています。

今回はこのような自然豊かな場所でフライトを行いました。

桜の木の紅葉も綺麗でした。このような場所でのTRにはヒトのタカも気持ちよいですね。

では車内からタカを出します。

以前ご紹介したタカの輸送箱を使用して、タカを安全に輸送します。

ハリスホーク登場!

では、早速フライトを行いたいところですが、

上画像のように通常のジェスには穴が開いているので、

フィールドでフライトする場合は枝などに引っかかってしまっては危険(高い木の上で宙吊りになっては特に危険)です。

そこで↓↓

こちらのフライングジェスといって、

ジェスに穴が開いていない革ひもを装着して安全に飛ばします!

では早速、近くの木でトレーニング開始!

では次は、もっと遠くまで飛ばして、戻ってくるというTRを行うために移動します。

タカをグローブに据えた状態で散歩することも大切なTRです(据え回し)。

では次は田んぼの向かい側の大木を目標にフライトを行います。

目標の木に向かって、

タカを飛ばします!

タカもとても気持ちよく飛んでいます。

上画像の黄色い〇の辺りまで飛んでいきました。

ではここから呼び戻します。この距離を飛んでくれれば、タカにとっても良い筋力TRにもなります。

ジャン!

とても良いフライトができましたよ!

このあと、スタッフとヒトとヒトとでのフライトTRにも実践しました。

下の動画をご覧になってみてください。

みなさんの参考になれば幸いです。

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